2021年7月26日から申請受付が開始する、ワクチンパスポートですが、不明な点も多いかと思います。
特に、実際にどこで申請して、どうやって発行するのかであったり、費用が掛かるのかどうかも疑問に思っていないでしょうか。
今回は、それらの内容についてまとめてみました。
↓ワクチンパスポートについてから確認したい方は、こちらもお読み下さい。
目次
ワクチンパスポートはどこで申請する?
ワクチンパスポートを手に入れるためには、各市区町村に申請が必要です。
通常のパスポートのように、パスポートセンターで申請して発行する訳ではないので、ご注意下さい。
また、申請する市区町村は、ワクチン接種券を発行した市区町村になります。
つまり、通常は住民票のある市区町村に申請することになります。
ワクチン接種後に転居した場合など、1回目と3回目と別の市区町村が発行したワクチン接種権を使用して接種した場合、それぞれの市区町村に申請が必要になります。
各市区町村への申請は、2021年7月26日に受付開始となります。
申請に必要な書類は以下の通りです。
①申請書
各市区町村で準備されます。
各自治体のホームページからダウンロードして作成しましょう。
②海外渡航時に有効なパスポート
ワクチンパスポート番号と海外渡航用パスポート(旅券※通常のパスポート)番号の一致が必要です。
ワクチンパスポート取得後に、旅券のパスポート番号が変わった場合、ワクチンパスポートを取り直す必要があります。
そのため、一般旅券発給申請中の場合は、旅券のパスポートが交付された後に、ワクチンパスポートを申請するようにしましょう。
外国籍の方は、外国政府の発行する旅券でも申請可能となっています。
③ワクチン接種券のうち「予診のみ」部分
こちらが無い場合、マイナンバーが確認できる書類(マイナンバーカード、マイナンバーが記載された住民票の写し等)が必要です。
もし、マイナンバー確認ができる書類がない場合、ワクチン接種時の住所が記載された本人確認書類でも大丈夫です。
※「予診のみ」の部分とは、以下の画像の赤枠部分を指します。
④ワクチン接種済証又は接種記録書
こちらが紛失した場合は、予診票の写し(本人控え)でも大丈夫です。
※各市区町村によっては、別途書類が必要となる場合がありますので、申請前にはホームページ等で確認しておきましょう。
引用元:厚生労働省 海外渡航用の新型コロナワクチン接種証明書について
申請書類の注意点として、以下に該当する方は追加書類が必要です。
・旅券のパスポートに旧姓・別姓・別名(英字)の記載がある場合、記載内容を確認できる本人確認書類
・代理人が申請する場合、委任状※各自治体のホームページからダウンロードして作成しましょう
・郵送の場合、返信用封筒(申請者が切手貼付、返送先住所を記載し提出)と住所が記載された本人確認書類の写し(運転免許証、保険証、パスポート(旅券)等)
ワクチンパスポートの発行手順
ワクチンパスポートの発行は、申請書類に不備がなければ発行されます。
ただし、各市区町村で、発行窓口へ持ち込み可能か、原則郵送のみの対応(緊急を要する場合は窓口持ち込み可等)か異なります。
実際に発行する前には、各自治体のホームページを見て、発行手順を確認して下さい。
また、提出書類も各市区町村で異なるものがある場合がありますので、併せて確認するようにしましょう。
申請から何日で発行されるか、各市区町村で異なると思われます。
こちらもホームページから確認するか、実際に問い合わせて確認しましょう。
ワクチンパスポートの発行は無料(当面国費)
ワクチンパスポートの発行は、当面の間は国費で賄われるため、無料です。
何年後かには有料になるかもしれませんが、ここ数年は無料で発行できる状態が続くと思っています。
ただ、発行の手数料は掛からないですが、郵送で対応する場合、郵送費は申請者が実費負担となりますので、予め理解しておきましょう。
まとめ
・ワクチンパスポートは、各市区町村に申請
・申請に必要な書類は、基本①申請書②海外渡航時に有効なパスポート③ワクチン接種券のうち「予診のみ」部分④ワクチン接種済証又は接種記録書
※詳しくは上部に記載
・申請に不備がなければ発行される
・申請から発行までの期間は各市区町村で異なると思われる
・ワクチンパスポートの発行は無料(当面国費)
各市区町村で対応が異なりますので、随時ホームページをチェックして対応するようにしましょう。