マインド

【マインド】稲盛和夫氏著書「生き方」に学ぶ、人生の変え方

今回も引き続き、稲盛和夫氏の「生き方」に学んでいきたいと思います。

今回は人生の変え方について述べていきたいと思います。

目次

1.これまでの漠然とした人生

まずは、人生とはについて考えていきたいと思います。

あなたにとって人生とは何でしょうか。

楽しいことをすることでしょうか。

美味しいものを食べることでしょうか。

好きな人と一緒に過ごすことでしょうか。

誰かを愛することでしょうか。

大切にしたいものを守ることでしょうか。

それぞれの価値観によって皆さん答えが違うと思います。

それでいいと思います。

正直、これに正解なんてものは一生ないのではないでしょうか。

私はこれまで漠然と生きてきました。

漠然と生きてきたうちはそれが漠然だったと気づかずに。

目の前のことに必死になっているとついつい考えられなくなってしまうんですよね。

それでいつの間にか先のことを考えず、目の前のことだけをやって時が過ぎでしまう。

振り返ればそんな人生だったかと思います。

大人になるにつれて、今まで同じラインにいた人たちが結婚し始め、子供を授かり、一人前のパパ、ママをやっています。

皆んなすごく立派です。子供たちを育てるために必死です。

その必死さは輝きを持っているように感じます。

そんな姿を見ていると、自分は何のために働き、人生を過ごしているのだろうと常に考えるようになりました。

2.自分の人生に自信がなかった

これまでの人生、人に自慢できるものではなかったと思います。

自分の人生に自信が持てていなかったのです。

田舎の小さな町に生まれ、幼稚園から中学校まで皆んな同じクラスで過ごし、高校になればやっと隣町や県外に行く子もいましたが、この小さなコミュニティ環境で育った考え方は中々染み付いて離れませんでした。

高校もごく一般の進学校に入学し、強豪校ではない野球部で汗水を垂らし、それなりに勉強し、それなりの成績を残し、低過ぎず、高くもないレベルの大学に入学し、有名大学の名前があまりない会社に入社し、日々叱咤を受ける日々。

時にはいい業績を残し、嬉しい瞬間も感じる。

しかしそれも一瞬で、気づけば仕事に追われる日常に何となく戻っていました。

それも単に育ってきた環境のせいにしてしまっている自分もいました。

それに気付いた時、さらに自分の人生に自信が持てなくなってしまっていたのです。

3.考えかたを変えれば人生は変わる

「考え方」を変えれば人生は180度変わる

人生をよりよく生き、幸福という果実を得るには、どうすればよいか。そのことを私は一つの方程式で表現しています。それは次のようなものです。

人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力

つまり、人生や仕事の成果は、これらの三つの要素の”掛け算”によって得られるものであり、けっして”足し算”ではないのです。

まず、能力とは才能や知能といいかえてもよいのですが、多分に先天的な資質を意味します。健康、運動神経などもこれにあたるでしょう。また熱意とは、事をなそうとする情熱や努力をする心のことで、これは自分の意思でコントロールできる後天的な要素。どちらも0点から100点まで点数がつけられます。

掛け算ですから、能力があっても熱意に乏しければ、いい結果は出ません。逆に能力がなくても、その事を自覚して、人生や仕事に燃えるような情熱であたれば、先天的な能力に恵まれた人よりはるかにいい結果を得られます。

そして最初の「考え方」。三つの要素の中ではもっとも大事なもので、この考え方次第で人生は決まってしまうといっても過言ではありません。考え方という言葉は漠然としていますが、いわば心のあり方や生きる姿勢、これまで記してきた哲学、理念や思想なども含みます。

この考え方が大事なのは、これにはマイナスポイントがあるからです。0点までだけではなく、その下のマイナス点もある。つまり、プラス100点からマイナス100点までと点数の幅が広いのです。

したがってさっきもいったように、能力と熱意に恵まれながらも考え方の方向が間違っていると、それだけでネガティブな成果を招いてしまう。考え方がマイナスなら掛け算をすればマイナスにしかならないからです。

引用元:稲盛和夫(2004)『生き方』株式会社サンマーク出版(24,25,26)

つねに前向きで建設的であること。感謝の気持ちをもち、みんなといっしょに歩もうという協調性有していること。明るく肯定的であること。善意に満ち、思いやりがあり、やさしい心をもっていること。努力を惜しまないこと。足るを知り、利己的でなく、強欲ではないことなどです。

いずれも言葉にしてみればありきたりで、小学校の教室に掲げられている標語のような倫理観や道徳律ですが、それだけにこれらのことをけっして軽視せず、頭で理解するだけでなく、体の奥までしみ込ませ、血肉化しなくてはいけないと思うのです。

引用元:稲盛和夫(2004)『生き方』株式会社サンマーク出版(26,27)

この言葉を知った時、「これだ!」と思いました。

「人生は変えられるのだ、問題ない!」と。

能力はものすごく高くないにしろ、平均よりはちょっと上にはいつもいるだろうと自分では思っていました。(周りから見たらわかりませんが。笑)

なので、能力自体は悪すぎないのではないかと。

また、熱意も意外とあり、クールな風に捉えられることが私は多いのですが、結構な負けず嫌いで、目の前のことには情熱的に取り組める自信はあります。

しかし、ふとした瞬間に「やっぱり自分は」なんて考え方を持ってしまっていたのです。

正直この考え方を変えるのは難易度が高いと思っています。

しかし、完璧にではなくとも、限りなく正せるものかなとは思います。

それは稲盛氏が言っているように、体に染み込ませることです。

言葉を体に染み込ませるってどういう意味だ?と思う方もいらっしゃるかと思います。

そこで、「考え方」を変えて、理屈ではなく感じようと考えました。

意識して意識して、自分が思い浮かぶ建設的で肯定的な優しさを思い浮かべて感じるのです。

もはや一種の宗教のように、信仰するぐらいの気持ちが必要なのではないかとも思ったりします。

何だかんだ言って、やはり最終的にはその人の意識、考え方で人生が決まっていくことだと私は感じました。

皆さんも、人生で疲れた時やちょっと悩んだ時には、稲盛氏の考え方を思い浮かべてみてはいかがでしょうか。

物凄く悩んでいたことも、「単純にこんな考え方をしたらいいだけだ」と思ったらちょっと楽になりますよ。


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