コンプレックス マインド

【マインド】男のコンプレックス心理の原因を突き止める!克服方法の解説付き

男性のコンプレックスは、なかなか同性でも他人には相談できないものです。

しかしながら、あえて言うなら、男のコンプレックスの大半は克服できます。

ヒントは相手の心理を読み解く力を身につけることです。

今回は、そうした”考え方”を基本に解説していきます。

 

目次

1.劣等感・コンプレックスを抱く要因とは?

元々コンプレックス(COMPLEX)とは、日本独特の和製英語とも呼べるもので、和訳自体は”劣等感”をしめすのではなく、『複雑な構成』という意味がコンプレックスです。

初めに使われだしたのは、夢占いの原点でもある、心理学の古い論説、精神分析学のフロイトの著作からです。

 

しかしながら、精神医学の分野では、劣等感・コンプレックスは、病理的な扱いではなく、どちらかといえば”トラウマ”、つまり成長過程で誰しもが陥る、心理的な傷、つまりは『自分の過去の体験から来る固定観念』のようなものです。

 

男性ならではの典型的なコンプレックスを、一応取り上げてみましょう。

 

・身長コンプレックス

・頭髪コンプレックス

・学力コンプレックス

・出身地コンプレックス

・年収コンプレックス

・容姿(主に顔)コンプレックス

 

女性の場合は、”可愛い”、”おしゃれ”、”痩せている”など、ほぼ容姿が中心で、同性同士の比較対象でコンプレックスが形成される場合が多いです。

 

一方、男性の場合は、女性と大きく違うのは、同性同士では比較するケースは稀で、ほとんどが異性と自分という異なる性別の関係における間で、なにかをきっっかけにして、コンプレックスを抱く場合が多いですよね。

 

・『どうして自分はカッコよくないのか』

・『なんで自分だけ田舎者なんだ』

・『収入が低く、自慢できる職業や役職がない』

 

などなど、女性と違って社会的立場、あるいは異性と同居、あるいは職場や学校など、男女共に色々と他人から批評の対象となる場合に、コンプレックスを抱くようです。

要するに”人間関係”が一つの要因となるわけです。『生まれ』とか『育ち』に関しても、これは親など家庭の問題ですが、家庭内トラブルの要因でコンプレックスが原因というのが、心理学や精神医学の分野ではあまり例がないのも、その証拠でしょう

 

つまり、男性の場合は『異性から言われた』、『同性同士で比較された』という2つの人間関係が大きく起因しているというわけです。

 

2.コンプレックスの心理には2つある

心理学というのは、医学的に確立されたものではなく、言ってみれば大学の研究論文のようなもので、精神医学のような臨床という患者と医師という関係の中で、確固たる治療などが出来上がるものではありません。

 

つまりコンプレックスは病気でもないし、それはほとんど、意識的に考え方が変われば立ち直れるものです。しかしながら、トラウマの場合は、なかなか難しいのも事実ですね。

トラウマは、幼少期の記憶や体験が起因しているので、自分の原点から見直す、修正するというのは、まず無理だからでしょう。

 

つまり、一般的な男性も含めた人のコンプレックスには、以下の2つが考えられます。

 

1.幼少期の強烈な記憶につながる体験が原因

2.成長過程で異性や同性から評価された記憶が原因

 

今回に関しては、1より2の方の克服の方法を解説しましょう。

 

3.トラウマとコンプレックス

まず、男性のコンプレックスの要因を探る意味で、自分の劣等感は幼少期からあるのか?あるいは小学校など、集団生活を始めた以降から始まったのか、よく思い出すようにしましょう。

 

幼少期からコンプレックスがあるのなら、その大半は幼少期を過ごした家庭の問題です。

このような場合は、トラウマとなって一種の固定観念、『親が怖かった』、『他人が怖かった』、『人間嫌い』、『人間不信』など、どちらかといえば精神医学の分野なので、臨床心理士や、心療内科などで一度相談するのが望ましいかもしれません。

 

一方、幼稚園から小学校低学年までは、友達や親や年上の人、他人の大人と普通に話せて、しかも過ごせていたのに、物心ついた時から、気がつけば今のコンプレックスを抱いているような場合は、次のような事が過去にあったことが考えられます。

 

・いつも似たような、同じような事を言われる

・自分では、そうでもないのに笑われたことがある

・自分では普通にしていたのに、避けられたことがある

 

最初に取り上げた『男性ならではの典型的なコンプレックス』の中で、6つのコンプレックスの始まりが以上の3つと合致しているのなら、それは人間関係の中で、成長の中で強い記憶となったのが、”他人の言葉”ということになるわけです。

場合によっては、態度、つまり”無視”なども含まれるでしょう。

 

4.成長しきれない大人の男たち

総じて私も含めてですが、男性の場合、コンプレックスを抱く最も強い言葉は、仲の良い友だちなどよりも、関係性のあまり良くない知人やクラスメート、あるいは少々”子供じみた親”からの、何気ない一言が、強く記憶に残ってるケースがあります。

 

特に、親しいわけでもないのに、初対面や、久し振りに対面した知人から、思わぬ自分の容姿や先に取り上げた6つのコンプレックスにつながることを言われた場合は、記憶として強烈でしょうね。それにしても、こういった失礼な事を平気で言える人というのは、一体、どういうつもりなのでしょうか?

 

男性で、様々なコンプレックスを抱いている方は、まず思い出して頂きたいのが、誰が何を言ったかではなく、言われた時の『場面』をよく思い出すようにするのが良いですね。

 

人に劣等感を抱かせる言葉に、まず褒め言葉はありません。

『カッコいい』、『オシャレ』、『足が長いね』などと言われて、心が傷つく男性は少ないでしょう。ということは、こうした言葉を投げかける人ほど、やたらと他人の視線ばかり気にしている心の持ち主ということです。

 

・他人から言われたくないから他人を批判

・自分は普通だと言いたいから他人を批判

・自分はまだマシな方と思いたいから他人を批判

 

ほぼ、この3つの心理で他人を批判して、心を傷つけて平気な顔をしているわけです。

言ってしまえば『無神経な人間』ですね。こういった人たちは、成長過程における人間関係で、間違いなく何らかのトラウマを植え付けられているため、他人を恐れるあまりに、健全な人間関係を築けてこなかったと言えます。

 

あえて強く言うなら、こういった他人を批判してコンプレックスを与えてしまう人は、自分自身が最も強い心理的なトラウマを抱えており、子供のまま、大人になりきれていない可能性が高いです。

 

5.言わなくても良い事は、その人にとって心が痛む

思ったことを口にしたいのなら、明るいこと、人を楽しませるならともかく、愚痴や悪口に聞こえてしまう言い方というのは、他人の心を感じ取れていない証拠ではないでしょうか?

つまり、”無神経な人間”です。

 

人が太っていようが、ハゲていようが、短足だろうが、それは他人には何の関係もありませんし、他人を困らせることはありません。

 

しかしながら、私の母もそうでしたが、こういった無神経な人ほど、自分がなかなか言い返せない話術をつかって、言いっぱなしでフォローがないというのが特徴です。

無責任に言い放って、その人がどう感じてようがお構いなしですから、困ったものですね。

 

6.言いたい事はぶちまけましょう!

これまで話したように、男性にコンプレックスを与えてくる相手は、元々自我が未完成のまま成長した”子供”と同じですから、同じ様に言い返してもケンカになるか、こちらが余計に傷つくだけです。

そこで、適度にこちらが強い言葉で、ガンガン批評してやれば良いわけですね。

 

といっても、知人や友人や親に直接言ってはトラブルになります。

そもそも、こういった無神経な人たちは、相手が言い返してこない事を前もって知った上で言ってるので、これを逆手にとります。

 

私の場合ですが、例えばテレビを一緒に見ていると、出演タレントに対してテレビの前で『コイツはデブだよなー!』、『メタボリックが良く言うよ』と、わざと強い言葉で批判しています。これって、タレントに直接言ってるわけではなく、単なる独り言なので、よく考えればどうでも良い事ですよね。

 

こういった事を常日頃、外部で言うことはあまり良いことではありませんが、コンプレックスとは、他人からの一種の”決めつけ”ですから、この事を逆手にとるというわけです。

 

例:

Aさん『〇〇は老けたね~』→私『2人共、ジジイだけどな。わかってるかどうかは別だけどね。』

 

コンプレックスを植え付けて来る相手は、”子供”なので、無神経に対して丁寧に返答する必要はありません。

最初っから失礼な人間ですからね。

好意など始めから持ち合わせていないはずです。

 

まとめ

コンプレックスは誰にでもあると言われることがありますが、それに悩む人がいるのは、『言わなくてもいい事をイチイチ言ってくる人』が絶えないからです。

言い方は良くないですが、「一言多い」のです。

それに、相手が言い返せない場面で言っている場合がほとんどです。

コンプレックスに屈してしまうことは、無神経な人間を調子に乗らせるだけですから、解説したように適度に”刺激”を与えてチクチク言う方が、心理的には健康的です。

外野の声は気にせず、自分に自信を持って過ごしていきましょう。




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