世界遺産の「ウェントミニスター宮殿」と「ウェントミニスター寺院」ですが、実はどこにあるのか、またその違いについて知らない方も多いのではないでしょうか。
「ビッグ・ベン」はイギリス・ロンドンにある、とご存知の方は多いかと思います。
「ビッグ・ベン」は「ウェントミニスター宮殿」にあるのです。
テムズ川に沿って立ち並ぶウェントミニスター(Westminster)宮殿と寺院は、とても美しく、優雅です。
そんなウェントミニスター宮殿と寺院の違いと、日本からの行き方、治安情報をまとめました。
目次
1.ウェントミニスター宮殿と寺院の違い
まずは、ウェントミニスター宮殿と寺院の違いについて理解しておきましょう。
ウェントミニスター宮殿
11世紀に宮殿として建設され、今では国会議事堂として利用されています。
1529年に火事にあったり、1834年には再び大火災に襲われたり、1941年にはドイツ軍の爆撃を受けたりと大変な目に合っています。
1950年に、現在の姿に修復されています。
イギリスは議会発祥の国です。且つ、その国会議事堂であるため、権威ある建物でもあります。
また、宮殿に併設されているビッグ・ベンは、時計塔であり、正式名称はエリザベス・タワー(2012年にクロック・タワーから改名)と言います。
ビッグ・ベンの鐘は「ウェントミニスターの鐘」と言われ、学校のチャイムでよく使われいるため、皆さんも一度は聞いたことがあるでしょう。
ウェントミニスター寺院
ウエストミンスター宮殿の隣に、ウエストミンスター寺院(大寺院とも言う)があります。
寺院も同じく、11世紀に建設されました。
国王の戴冠式などの王室行事、ロイヤルウェディングの舞台として利用されています。
18世紀までイギリス王国の偉人の墓地としても機能していたため、歴代の国王・女王から、アイザック・ニュートン、チャールズ・ダーウィンなどが眠っています。
ダイアナ妃の葬儀も、ここで執り行われました。
最近では、2011年にウィリアム王子とキャサリン妃がウエストミンスター寺院で結婚式を挙げました。
1987年に、宮殿・寺院ともに世界遺産(文化遺産)登録されました。
2.日本から「ウェントミニスター宮殿と寺院」への行き方
日本からウェントミニスター宮殿と寺院への行き方をご紹介します。
日本からロンドンへ、直行便があります。
【行き方】
日本・成田空港or羽田空港から、ロンドン・ヒースロー空港への直行便で移動(約12時間40分)
→ヒースロー空港から、ウェントミニスターまで車で移動(約45分)
※バス(6.1£=約945円)や地下鉄(6£=約930円)、電車(21.5£=約3,300円)でロンドン市内まで行くことも可能です。
直行便ですので、ロンドンに行くまではさほど難しくないでしょう。
ただ、ロンドン・ヒースロー空港は、国際線利用者数世界一を誇る巨大空港ですので、空港についてから迷わないように注意しましょう。
3.ウェントミニスター宮殿と寺院周辺の治安
ロンドンの治安は、比較的良いとされています。
しかし、ウェストミンスター宮殿・寺院の周辺であるウェストミンスター(Westminster)地区は、観光地でもあるためか、ロンドンで最も犯罪が発生しています。
窃盗が主な内容であるため、観光で行く場合には、カバンを前に持つ、財布は首からかけて服の中で保管するなど、十分に対策しておきしましょう。
また、2005年にロンドン同時爆破事件が発生し、記憶に新しい方も多いかもしれません。
そして実は、2017年にウェストミニスター宮殿でテロ事件が発生しています。
なかなか想像し得ないことですが、最新の注意を払っておきましょう。
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4.まとめ
いかがでしたでしょうか。
コロナウイルスの影響が続く今、ウェストミニスター宮殿・寺院にはまだ行けそうにありませんが、明けた後の楽しみとして計画を立てておくのも良いですね!
ロンドンというと、テロ事件など恐怖に感じる方も多いかもしれません。
できる限り、最善を尽くして、素敵な世界遺産を巡りましょう。
ぜひ、あなたの行きたい所リストに追加されてみてはいかがでしょうか。^^