コンプレックス、劣等感を持つ男性は、個性や得意なことがないことも加えて、容姿やスタイルがごく普通、そういう場合も多いものです。
こうした”特徴のない男性”が、女性からモテるためには、一体、何を心がければ良いのでしょうか?
実は、それは難しいことではありませんというのが、今回のお話です。
目次
1.容姿に自信がない!男のコンプレックスについて
大抵の男性は、『身長』、『足の長さ』、『顔』、『頭髪』を若い頃から気にするものです。
この点は男女とも同じようなコンプレックスを持っていると思っても、言い過ぎではないでしょう。
ただし、女性は成人になるに従い、ファッション、メイクの技術などで、『顔』と『容姿』はある程度、カバーできます。体型も女性らしい感じになっていきます。
一方男子はといえば、声変わりして20代を迎えた頃には、『身長』以外は、少々”大人びた感じ”といった曖昧なもので、目立って顔つきが格好良くなったとか、急に足が長くなったなど、そういった特徴はまずありません。
つまり、男性のコンプレックスは、成人した後も、ずっとカバーできず、そのままなのです。
容姿に自信がない男性の場合は、このコンプレックスを乗り越えようと、アクティブに行動を起こす人もいます。
しかし、そうした男性はスポーツやその他の趣味や、得意な分野で女性から注目を浴びる、ちょっと特別な存在である場合に限っているのではないでしょうか?
『特に取り柄がない』という男性にとって、恋愛、女性との交流は、なかなかハードルの高いこともあり、男女、約1,600人を対象とした、ある調査によれば、20代男性の恋愛経験ゼロは、約4割にのぼるといった結果があります。
それでは、恋愛に関しては”イケメン”だけの特権なのでしょうか?
実はそうでもないということを、今回は詳しく解説しましょう。
2.女性が言う『性格』の意味とは?
テレビなどの街頭インタビューで、女性に男性に求める性格について尋ねると、決まって”優しい人”という答えがかえってきますよね。
この『優しい』ですが、男女で全く感覚が異なるのをご存知でしょうか?
男性にとって『優しい』とは、相手が喜ぶことを指すという場合が多いですが、女性の場合は、もっと複雑な感情を総合して『優しい』となります。
つまり、何も自分に向けて親切とか、プレゼントや手伝いをしてくれるという1対1の行動を指してばかりではないのです。
・気遣いが優しい
・私の落ち度を理解してくれる
・急いでなければ譲っても平気
・まとまりのない話に付き合ってくれる
こういった事全てが『優しい』になります。朝、出かける時にゴミ出しを積極的にするとか、たまにお風呂掃除、トイレ掃除をやるといった、目に見える親切ばかりではないんですね。
要するに相手を”察する”、一種の洞察力、観察力でしょうか。
多くの女性にとって、これは相手の男性に好意を寄せる、容姿よりも重要なポイントになります。
3.イケメンの本当の姿とは?
女性が夢中になる男性アイドルなどを、男性自身がよく観察しているという場合は、滅多にないのではないでしょうか。
ファッションや髪型を真似る場合はあっても、男性アイドルが女性ファンにステージから、映像からしている事についてです。
そもそもこういった”理想の男性”というのは、アイドルなら作られた想像から生まれていると言っても過言ではありません。
それだけに、多くの女性が夢中になりやすい特徴を良く捉えているのです。
・自分に語りかけてくれているみたい
・言葉の使い方は男っぽいけど、言葉自体は穏やか
・表情が豊かでいつも明るい
・服がオシャレ
この中で、『服がオシャレ』という、わかりやすい”見た目”は、多くの男性が真似しやすいことなのですが、多少ファッションに自信がある男性でも、その前の3つの視点は、あまり目立って無い場合が多いですね。
ところで、この取り上げた中に『顔』自体が入っていませんが、これは意図的ではなく、年齢が若い女性ほど、顔よりも、言動や表情を重視する傾向があるのです。
こうなると”イケメン”となるには、なかなか難しそうですよね。
4.”顔”がイケメンの条件ではない?
男性が女性を見る時、恐らく顔以外の部分も頭に入れて見ているのではないでしょうか?この事は女性も全く同じで、むしろ男性よりもそのチェックは厳しいです。
男性が抱えるコンプレックス、容姿に対する自虐感に関しても、すでに女性の方が遥かに理解しているものです。
仮に男性から見てもイケメンに見える場合で、女子ウケがしない場合があるのは、以下のような一定のパターンと合致しているからですね。
・言葉が荒い、暴力的、威圧的
・クール過ぎて、なかなか話すきっかけがない
・でしゃばりすぎ
男性は女性よりも身体的にパワーがあるものですし、経済的にも自立しやすい社会的な立場があります。
逆を言えば、こうした『弱い立場』を前提に、巷の女性向けサービスは充実していると言えます。
使いやすい家財道具、キッチン用品から家電、すべて女性を対象にデザインされてますからね。
一方、男性が好むのはシャープで、シンプルで、カッコいいといった、利便性や使いやすさよりも、見た目、趣向に沿ったものがウケるわけです。
『いつもそばに置いて癒やされたい』とか、『気分が優しくなる』という、対象から受ける自分の感情を重視するような視点は、男性の趣味、趣向には極めて少ないでしょう。
その意味で”イケメン”とは、『男っぽさを売りにしなくても良い』と言えるのです。
ムキムキ・マッチョ、力強いという男性特有の容姿は、”観賞用”として見るには良いですけど、いつもそばに居られたら”ウザイな”って思われたら、もう恋愛対象ではないですからね。
5.話しかけられやすい男性を目指そう!
容姿にコンプレックスを抱えている男性は、まず自分が相手にとって、どんな姿とか、オシャレを心がけているかよりも、『言動』に気を使うべきですね。
女性にとって『言葉』は宝石のようなものです。加えて、もう一つ、付け加えるなら、良い意味でナルシストになることでしょうか。
ナルシスト・・・・自己愛が強い人
こう聞くと人から嫌がられそうですが、少なくともコンプレックスの強い人は、自虐感の方が強いはずですよね?
容姿は特にそう感じる場合が多いのではないでしょうか。
コンプレックスの大半は、普通に過ごしては変えられない問題です。
一方、女性が最も嫌がるタイプは次のとおりです。
・自己中心
・自意識過剰
特に2番めの『自意識過剰』は、頻繁に”ウザイ”と思われがちです。
これは自己愛(ナルシスト)とは違って、必要以上に他人の眼を気にしていることになります。
確かに、大して容姿も人並みな感じなのに、他人と比較したがる、あるいは他人をあたかも客観的に評価したがる人は、明らかにウザイと感じてしまいますよね。(笑)
ちなみに芸能界で、時折、それほどイケメンでもない芸人が女優と結婚したりするのは、大きく分けて2つの要素が強いからと言われています。
1.劣等感を仕事に活かしているから、積極的、行動的
2.自分をわかっているから、でしゃばりすぎない
この2つが、『性格が前向き』とか、『なんとなく話しやすい』ということにつながってるわけで、女性にとって見れば、警戒心を持たなくて済むのですね。
確かに、芸人でありながら自分の芸に自信がない人は、まずいないでしょう。
その意味では、イケメンであるよりも、自己愛を持っている方が、自己中、自信過剰よりはマシなのです。
最後に強引にまとめてしまうなら、イケメンは生まれつきでも、言動や他人から見られる性格(性質)は、後からいくらでも修正が効くといったところでしょう。
まとめ
個人的に私自身が男性よりも、女性の知人や友人の方が、昔から圧倒的に大多数だったせいか、それほど恋愛経験がないのに、男女から恋愛相談を受けることがしばしばあります。
なかなか立派な経験がない中でアドバイスは難しいのですが、相手の素性をあまり知らなくても、『どんな感じの人か?』と問われれば、案外的確に言い当てたりするので、自分の得意な部分だと思っていますね。
今回は、そうした自分の日頃の洞察、人間観察からヒントを得て、イケメンでなくともモテる方法について色々解説してみました。
是非参考にしてみて下さい。