老後2,000万円問題などで個人の方々も、貯蓄するだけでなく投資をして資産を増やそうと考えた方々も多いと思います。
ただ、投資といても投資には様々な種類があります。
ここでは投資が初めての方でも、比較的取り組みやすいものを説明していきます。
目次
1.投資の種類
①個人向け国債購入
国債とは国が発行している債権で、元本割れの可能性が極めて低く、最低金利保証も付いている債権です。
満期は3種類で、3年・5年・10年となっています。
どの種類の満期も最低金利保証は0.05%となっているため、銀行の預金金利よりもお得なため、手堅く投資したい方におすすめです。
国債の購入は毎月行っているので、購入期限切れと言った心配もないため、安心です。
国債については利息が年2回受け取ることが出来ますが、満期前に解約してしまうと直近2回分の利息が差し引きされてしまうので、
中途解約を行う際には、注意が必要です。
②株式投資
投資の種類で最もポピュラーなのが、この株式投資です。
いわゆる企業が発行した株式を購入して投資を行う手法です。
株式投資で利益を出すためには、株式を売買することで得られる収益と、企業が持ち主に配当している配当金での利益の2種類があります。
売買で得られる利益をキャピタルゲインと呼び、配当で得られる利益をインカムゲインと呼びます。
基本的に株価は随時変動しているので、安くなった時に購入して、高くなったら売るというのを繰り返すことで利益を確保することが出来ます。
また、一定以上の株式を保有している株主に対して、優待の商品を配布している企業もありますので、普段身近に使っている会社の株式を購入してみて優待を受け取るというのも株式投資の魅力です。
③投資信託
投資信託とは投資を行っているプロに運用をお願いして利益を得る方法です。
投資信託という商品の運用先は、国内外の株式や債券を中心としており、自分の興味のある投資商品を選んで、プロに運用を委託することが出来ます。
組み入れる商品によってメリットやデメリットが大きく異なってくるので、個人が許容できる範囲でのリターンやリスクを選択することが出来ます。
得られた利益や損益は購入した個人が得ることになりますが、プロに運用をお願いした際の費用として、投資信託には一定の手数料がかかることがあります。
運用している会社によって、手数料の費用についても違いがあるので、手数料の安さで運用会社を選択するのも一つのポイントです。
④金投資
広告やCMでもおなじみの純金積み立て等の金に投資する方法もあります。
実際に金に投資するといっても金地金・金貨・金関連ファンドなど調べると多種出てきます。
金自体の魅力は、経済が不況になった際にも一定の価値が保たれているといったところです。
更に純金積み立てに始まり、月々コツコツ投資できるのも初心者に魅力の一つです。
ただ、金は株式や投資信託と違い、保有しているだけで配当や利息を生むわけでなく、あくまで売買で利益を生むものなので、不況になった時やいざというときの保険という目線で投資していくことを
おすすめします。
⑤不動産投資
不動産投資とは、アパートやマンションを自分で購入して経営することで利益を出す投資方法です。
不動産投資は、不動産が稼働している間は永続的に家賃収入が収益として入ってくるのが魅力です。
不労所得として収入が増えることで、将来の年金対策にもなりますし、相続時の節税対策としても注目されています。
不動産投資を行う際には、不動産を購入するためにまとまった金額を用意する必要があります。
その費用を準備するために、一般的には金融機関から借り入れを行って資金を準備しますが、借り入れは金利の変化やローン返済期間の長期化など、注意すべき点が多々あります。
しかし最近では不動産投資も、国内の不動産だけでなく海外の不動産も投資対象として注目されてきています。
日本のように経済が停滞してしまっている国より、これから発展が見込まれる新興国の方が良質な不動産投資物件があり、近年ではそういった不動産が注目を集めており、今後の動向にも期待が持たれています。
⑥仮想通貨
仮想通貨はインターネット上で売買できる仮想の通貨の事を指します。
インターネットを利用できれば誰でも取引を行うことが出来る手軽さが魅力の投資方法です。
仮想通貨の特徴としては、取引価格の上下が大きく、利益や損失が大きくなっている事です。
リターンも大きいですがリスクも大きい商品なので、仮想通貨の投資を行う際にはしっかりと勉強をしてから投資することをおすすめします。
また、インターネット上での取引になるため、インターネット上でのトラブルも頻繁に発生しています。
なので対策を十分に取って、信頼できる会社での取引を心がけないと思わぬ事故に巻き込まれてしまう可能性もわずかですがあります。
いかがでしょうか。
以上が初心者でも簡単に投資が出来る一覧です。
どの投資方法もメリットとデメリットが存在するため、投資を行う際には個人にあった投資方法を模索して実践することをおすすめします。