今回も引き続き、稲盛和夫氏の「生き方」に学んでいきたいと思います。
今回は思いを実現させる方法について述べていきたいと思います。
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目次
1.実現させたいこと
皆さんは、人生において実現させたいことはありますでしょうか。
明確にビジョンを持っている方、まだ漠然としか考えたられていない方、特にそのようなことを自体まだ考えられていない方もいらっしゃるかと思います。
まだ漠然としか考えられていない方、特にまだ考えたことがない方も焦らなくて大丈夫です。
これからしっかりと考えられるようになればいいのですから。
かくいう私も、漠然としかまだ考えられていないのが事実です。
やってみたいこと、チャレンジしてみたいことは多々あります。
しかし、まだまだぼんやりしていて、優先順位づけや、いつまでに叶えたいか、明確に出来ていません。
そこで今回は、稲盛氏の「思いを実現させる方法」を元に、今後の人生の進め方を考えていきたいとおもいます。
その前に、私が実現させたいことを少しご紹介します。
【実現させたいこと】
①毎年1回は海外旅行へ行く
私は旅行が好きで、国内旅行はもちろんのこと、普段接することがなかなかない海外の文化を肌で感じに行きたいと思っています。
しかしそのためには、必要な時間とお金を確保しなければなりません。
確保するためには、お金の稼ぎ方、仕事の働き方を変革させる必要があると考えています。
②地方に居ながら、毎月東京に出てきて刺激を得る
私は地方出身ですので、今は東京に住んでいますが、いずれは戻りたいと考えています。
住めば都と言いますが、全くその通りだなと思います。
私も最初は東京で暮らすことに抵抗がありました。(元々地方が本社の会社を志望しましたが、配属で東京に飛ばされたのがきっかけです。)
しかし、様々な情報がすぐにキャッチできることや、人やもの、店舗などが目まぐるしく変わっていく環境に身を置くことで、刺激を得ることができます。これが何とも良いと思っています。
ただやはり、地元への思いもあるため、定期的に東京に出てこれる環境を作りたいと思っています。
先ほどと被りますが、これもまた働き方や、稼ぎ方を見直す必要があるのではないかと考えます。
③地方活性化に貢献する
これはかなり漠然としています。
地元に帰るたびに人がいなくなり、店がなくなり、活気が薄れていくのがわかります。
これを何とかしたい。
しかしどうしたら良いのか、まだ明確なプランが浮かんでいないのが現状です。
漠然と思っていることは、「雇用を生むこと」。
これが必要だと思っています。
その他にも細かく言えば、やりたいことは多くありますが、割愛させてもらいます
2.求めたものを手に入れる
求めたものだけが手に入るという人生の法則
人生はその人の考えた所産であるというのは、多くの成功哲学の柱となっている考え方ですが、私もまた、自らの人生経験から、「心が呼ばないものが自分に近づいて来るはずがない」ということを、信念として強く抱いています。つまり実現の射程内に呼び寄せられるのは自分の心が求めただけのものであり、まず思わなければ、かなうはずのこともかなわない。
いいかえれば、その人の心の持ち方や求めるものが、そのままその人の人生を現実に形づくっていくのであり、したがって事をなそうと思ったら、まずこうありたい、こうあるべきだと思うこと。それもだれよりも強く、身が焦げるほどの熱意をもって、そうありたいと願望することが何よりも大切になってきます。
引用元:稲盛和夫(2004)『生き方』株式会社サンマーク出版(39,40)
まずは自分で何を実現させたいかを思い描くことが大切だ、と稲盛氏は説かれています。
まさにそうでしょう。
思わない限りは実現させたい対象はないのですから、まずは自分と向き合って人生を考えるべきだと考えます。
実現させたいことは大なり小なり、人それぞれで結構だと思います。
自分の考え、思いをもつ、ということがとても大切ですから。
なかなか思いつかない方も安心してください。
焦って考える方がもったいないです。
人生はあっという間ながらも長いです。
3.寝ても覚めても強烈に思い続ける
寝ても覚めても強烈に思い続けることが大切
ただし、願望を成就に繋げるためには、並みに思ったのではダメです。「すさまじく思う」ことが大切。漠然と「そうできればいいな」と思う生半可なレベルではなく、強烈な願望として、寝ても覚めても四六時中そのことを思いつづけ、考え抜く。頭のてっぺんからつま先まで全身をその思いでいっぱいにして、切れば血の代わりに「思い」が流れる。それほどまでにひたむきに、強く一筋に思うこと。そのことが、物事を成就させる原動力となるのです。
引用元:稲盛和夫(2004)『生き方』株式会社サンマーク出版(42,43)
この言葉には反省しきりです。
自分が実現させたいことはそこまで思いつづけられているか?ぼんやりと、できれば良いなぐらいに生半可でないか?と。
喝が入る言葉です。
思っただけでは仕方がない。寝ても覚めても強烈に思いつづけられているのか。
正直、ここまで思いつづけられるのは難しく、並大抵ではありません。
既に明確なビジョンをお持ちの方もいま一度、この言葉を参考にされてみてはいかがでしょうか。
少し反省することや、自分を見直す良いきっかけになるかもしれません。
4.すみずみまでイメージできれば実現できる
すみずみまでイメージできれば実現できる
そもそもこうありたいと願うこと自体、それを現実にする力が潜在的に備わっている証拠です。人間は素質や能力がないことを、あまりしたいとは思わないものです。
ですから、自分が成功した姿を思い描けるということは、その人にとって成功の確率がきわめて高いということなのです。目をつぶって成功した姿を想像してみたとき、その姿がうまくイメージできるのなら、それはかならず実現し、成就するということです。
引用元:稲盛和夫(2004)『生き方』株式会社サンマーク出版(50)
明瞭なイメージを見える化する、ということが大切と説かれています。
実現させたい事を思いつくだけでもまずは叶えるための力が備わっている証拠なのです。
ただ、本当に実現させるためには、見える化をして、細部までイメージできなければ難しいのです。
私は「実現させたいことを思う」という第一ステップはできていると思っています。
しかし、この「すみずみまで見える化」できているかと言われれば、私はまだまだです。
できるようにするには、強烈に思い続けることが大切なのでしょう。