夫婦関係において、夫の態度が優位性を示すようなことがあると、どうしてもモヤモヤしてしまうことがあります。
特に、夫が強気で弁の立つタイプの場合、話し合いをしても言いくるめられたり、一方的に非難されることが多いと感じるかもしれません。
このような関係では、自分がダメな人間のように感じさせられ、だんだんと言いたいことが言えなくなってしまいます。
そんなときの対処法について考えてみましょう。
目次
夫がマウンティングする心理とは?
マウンティングする人の多くは、自分に自信がないことが原因です。
自信があれば、相手を貶めることなく、冷静に意見を述べることができますし、相手の価値を尊重しても自分の価値が損なわれることはないと理解しています。
しかし、自信がないために、相手を下に見せることでしか自分の価値を感じられないのです。
このことを理解するだけで、夫の行動を少し違った視点で見ることができるかもしれません。
関係性のパターンを変える
マウントする側が「親」の立場で、マウントされる側が「子ども」の立場になることがあります。
この関係性のパターンを変えることが重要です。具体的には、冷静な「大人」の態度で対応することがポイントです。
「つまり、それはどういうこと?」や「あなたはそう思うんだね」「私は、こう思うんだけど、どう?」といった質問を通じて、対等なコミュニケーションを図ります。
このようにすることで、相手は驚き、関係性のパターンが変わる可能性があります。
怖いときの対処法
それでも、どうしても相手が怖くて頭が真っ白になってしまうことがあります。
そんなときの対策として、以下の二つを試してみてください。
1. 5歳児が何か言っていると考える
相手が夫ではなく、「自信がない5歳児が強がっている」と考えると、「怖い」よりも「かわいそうに、よしよし…」という優しい気持ちが湧いてくるかもしれません。
この考え方により、恐怖心が和らぐことがあります。
2. 話を打ち切る
頭が真っ白になってしまったときには、「今、怖くなって話せないから、今日は終わりにしよう」「また今度、冷静なときに話そうね」と言って、話し合いを終了することも一つの方法です。
これにより、同じパターンを繰り返さずにすみます。
マウントしない、されない関係を築くために
夫婦関係において、マウントされない、マウントしない関係性を築くことが重要です。
対等な話し合いができるようにするためには、お互いに尊重し合うことが大切です。
以下に、マウント夫の特徴とその対処法をいくつか紹介します。
プライドが高い夫
プライドが高い夫は、自分が一番でなければ気が済まないため、他人を見下す傾向があります。
プライドを傷つけられると激高するので、対応が難しいことがあります。
こうした夫には、まず「嫌なことは嫌」と伝えることが大切です。具体的には、「その言い方は傷つく」といった具合に、自分の感情を明確に伝えましょう。
同じ価値観を求める夫
マウント夫は、すべてにおいて同じ価値観を求めます。
これに対しては、自分の価値観をしっかりと主張し、相手の価値観と一致しない部分を認めてもらうことが必要です。
「あなたはそう思うんだね。でも私はこう思うよ」と、冷静に自分の意見を伝え続けましょう。
人に厳しく自分に甘い夫
このタイプの夫は、自分には甘く他人には厳しい態度をとります。
こうした夫には、まず彼の矛盾を指摘するのではなく、褒めて気分を良くさせる方法が有効です。
「それはすごいね」と彼の功績を認めたうえで、自分の意見を述べると、受け入れられやすくなります。
まとめ
夫がマウンティングしてくる場合、まずはその心理を理解し、関係性のパターンを変える努力をしましょう。
冷静な「大人」の態度で対話をし、必要ならば話を打ち切ることで、同じパターンを繰り返さないようにします。
最終的には、お互いを尊重し合い、対等な関係を築くことが目標です。
夫の特徴に応じた対処法を取り入れながら、少しずつ関係を改善していきましょう。もし、一人で解決するのが難しい場合は、専門家の助けを借りることも検討してください。