夏場・冬場には欠かせないエアコン。
使用頻度が多ければ多いほど、臭いや汚れはエアコン内部に蓄積しています。
新型コロナウイルスの感染拡大で外出する機会が減り、普段よりお部屋の空気が気になるという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、自分で簡単にできるエアコンの掃除方法と、汚れがひどいときにプロに依頼するメリットを解説します。
目次
1.エアコンには汚れがいっぱい...
普段目にすることのないエアコン内部には、お部屋の中のさまざまな汚れが入り込んでいます。
主な汚れは次の3つです。
- ホコリ
- 花粉
- タバコのヤニ
これらの汚れが蓄積してしまうのが「エアコンフィルター」です。
掃除せず放っておくと、フィルターで受け止めた汚れが、エアコンの風とともに室内に放流されてしまうのです。
またエアコン内部はカビが発生しやすい場所として知られています。
エアコン内部の気温は20℃〜30℃、湿度は90%に達することもあります。
このエアコン内部の環境が、恐ろしいことにカビが生息しやすい条件と合致しているのです。
カビでびっしり汚れてしまわないように、定期的にエアコンを掃除することが重要なのです。
それでは、自宅でできるエアコンの掃除方法を説明します。
2.掃除前に準備するもの
自分でエアコンの掃除をする場合、自宅にあるものを積極的に活用したいですよね。
掃除前には、以下のものを用意しておきましょう。
- 掃除機
- 使い古しの歯ブラシ
- タオル
- キッチンペーパー
- 割り箸
- 輪ゴム
- 雑巾
3.エアコン掃除の手順
手順は次のとおりです。
作業をするときにはマスクをつけてはじめてくださいね。
1.コンセントを抜く
コンセントを抜いてから作業しないと電気トラブルになりかねませんので必ず抜いてから作業を始めてください。
2.フィルターを外す
フィルターを外す際にすでに「埃がビッシリ」ということもあるかもしれません。その場合には外す前に掃除機である程度吸い取っておくことをお勧めします。
3.フィルターに掃除機をかける
外したらまずは掃除機で目に見える埃などを吸い取りましょう。これをしないとこのあとの作業で手間がかかってしまうと思います。
4.フィルターに水を流す
フィルターを水洗いしてある程度のゴミを流します。
5.フィルター汚れを歯ブラシなどでこする
この時に洗剤は不要ですが、あまりにも汚いと感じたら食器用洗剤や各種洗剤などを利用されてもいいかと思います。
その分すすぎもしっかりと行ってください。
6.フィルターを乾燥させる
ここでキッチンペーパーなどでしっかりと水気をきり、乾燥させてください。
濡れたまま戻すとカビの原因にもなりますので注意してください。
7.キッチンペーパーや割りばしなどで掃除棒を作成し、吹き出し口、枠の汚れを落とす
吹き出し口や枠、エアコン機械の表面は意外と部屋の油汚れもついています。
掃除棒だけでなく、濡らした雑巾などで拭いてみてください。
思った以上に汚れていることに気づくと思います。
8.冷却フィン(フィルターの奥にある金属部分)の表面に掃除機をかける
フィルターを外すと出てくる金属の部分です。
ここは掃除機をかけるだけにしてください。
高圧の掃除グッズなどで洗いたくなってしまいますが、プロの方に聞いてみるとここはそれ以上はやらないほうがいいらしいです。
この部分に関しては、どうしても汚れが気になる場合にはプロのクリーニングサービスの利用がいいかもしれません。
9.フィルターとコンセントを戻す
フィルターが乾燥していることを確認し、フィルターを戻してください。
すべてが元の位置に戻ったのを確認してから、コンセントを戻すといいようです。
この時に「掃除リセットボタン」などがあれば押すのをお忘れなく。
エアコンのリモコンに「手動掃除」や「フィルター掃除」などのボタンが付いている、もしくは液晶画面のメニューで「お掃除」が選択できるエアコンは、お掃除機能付きエアコンです。
一般的なお掃除機能の仕組みは、フィルター上部に設置されたブラシがフィルターのホコリをこすり取り、集めたホコリを屋外もしくはダストボックスへと排出してくれるというもの。
フィルター部分のホコリはある程度きれいになりますが、フィルター以外の場所に汚れが溜まるのを防ぐことはできないため、通常のエアコンと同様に定期的な掃除・プロのクリーニングが必要です。
お部屋のエアコンの金属内部の掃除などは、プロのエアコンクリーニングがおすすめです。
クリーニング費用は約1万円かかりますが、プロがやれば1時間程度で掃除が終わります。
プロにエアコンクリーニングを頼むと、高圧洗浄機などの専用機器を使用して、エアコンの各パーツや内部の奥の汚れまで丸ごと徹底洗浄してくれます。
手間やきれいな空気を買う気持ちで、エアコンクリーニングを依頼してみるのもいいのかもしれないです。
今回は自宅でできる、エアコンの掃除方法をご紹介しました。
冬に入って本格的に寒くなる前に、部屋の大掃除の一つで思い切って掃除してみませんか。