LINEスマート投資とは、スマホアプリのLINEから簡単に登録できて資産が運用できるシステムです。
スマホさえあれば登録でき誰でも始められるため近年若者を中心に運用されていて注目されているシステムです。
そしてLINEスマート投資の中でも最も人気のサービスが、ワンコイン投資と呼ばれるものです。
ここでは近年注目されているLINEスマート投資ワンコイン投資について解説を行っていきたいと思います。
目次
1.LINEスマート投資ワンコイン投資について
LINEスマート投資ワンコイン投資は毎週1回の積立金額を設定して積み立てを行い、自動的にシステムが資産運用してくれるシステムです。
投資先は上場投資信託と言われている米国ETFとなっており、アルゴリズムという理論に基づいたロボアドバイザーが米国ETFにバランスよく投資を行ってくれるため、リスクを可能な限り抑えつつ、資産運用を行ってくれます。
LINEとオンライン証券が業務提携して始めた一任サービスのため、初心者でも積み立ての金額を決めてしまえば始められる運用方法です。
ロボアドバイザーが自動で分散投資を行ってくれたり、LINEアプリ上を通じて口座の開設や運用状況の確認も出来るため、他の資産運用よりも比較的簡単に始めることが出来ます。
2.利用時の注意点
1.積立額の周期について
投資信託等の運用時に積み立てを行う場合は、一般的には毎月といった周期が多いですが、LINEスマート投資ワンコイン投資の積み立て周期は毎週なので積み立て周期には注意が必要です。
積立額はLINEPayの残高から引き落としになるか、連動している銀行預金口座からの引き落としになりますが、積立金額を大きくすると、残高不足により引き落としが出来なかったというケースも発生してしまうため、注意が必要です。
2.小額運用時の手数料について
運用時に発生する手数料は、通常であれば預かり資産の1%、運用額が3,000万円を超える部分は0.5%という規定になっていますが、月額の運用手数料が100円に満たない場合は、最低でも月100円の手数料が発生してしまいます。
つまり、月額手数料100円ということは、月の積立金額が10,000円を超える必要があるので、週の積立金額を2,500円以上に設定しないと、小額の運用手数料として、少々高めの手数料が発生してしまいます。
3.LINEスマート投資ワンコイン投資のメリット
1.リスクを分散させながら投資することが出来る
LINEスマート投資ワンコイン投資の投資対象は米国のニューヨーク証券取引所に上場しているETFとなっており、その中からさらに選別された銘柄に投資を行うため、リスクを考慮した運用が期待できます。
そしてロボアドバイザーが個人に代わって運用資産のポートフォリオの形成やリバランスまでを自動で行ってくれるので、個人での銘柄の分析や売却のタイミングなどを逃すことなく運用できるメリットがあります。
2.柔軟な投資金額の設定
毎週1回の積み立てにより運用していきますが、1回の金額は500円~100,000円の中から設定することが出来ます。
個人の方にとってはまとまった金額を出資する必要はなく、お小遣い感覚で運用資産を形成することが出来ます。
3.口座開設が簡単
LINEスマート投資ワンコイン投資の運用に必要になる口座についてはスマホで開設をすることができます。
マイナンバーカードと本人確認書類を用意すればだれでもスマホ一つで開設できる利便さが、若者にもヒットしている要因です。
4.LINEスマート投資ワンコイン投資のデメリット
1.運用元本保証がない
LINEスマート投資ワンコイン投資の投資対象は、あくまでも価格変動のあるETFが対象となるため、元本保証の規定はなく運用実績に応じて投資元本を割ってしまう可能性があります。
ロボアドバイザーが常に世界の各市場の状況をモニタリングしながらポートフォリオのリバランスを行ってくれたり、低リスクな債権がやや多く組み込まれていることもありますが、決してリスクを完全に排除出来るわけではないので、金融情勢によってはマイナスが発生してしまうこともあります。
2.運用のアレンジ度が少ない
基本的にLINEスマート投資ワンコイン投資ではポートフォリオの設計やリバランス、商品の選定、売買をロボアドバイザーが自動で行ってくれるため、投資者の方で自由に選ぶことはできません。
知識が浅かったり経験が無い方にとっては有効な運用システムですが、投資経験が豊富な方や自分で運用先を選定したいといった方にとっては、自分で考えて運用することが出来ないので、不便なポイントとなってしまいます。
3.LINEユーザーのみが利用できる
LINEスマート投資ワンコイン投資を始めるにはLINEアプリを利用していることが条件となります。
LINEアプリ上で口座開設の手続きや投資内容の設定、運用状況の確認をするため、LINEユーザーであることが前提条件となります。
今日ではLINEユーザーは数多いのが現状ですが、中にはLINEアプリを利用していない方もいらっしゃるので、そういった方はLINEスマート投資ワンコイン投資を利用することができません。