世界遺産である「黄龍」ですが、あまり馴染みがない方も多いのではないでしょうか。
黄龍は中国四川省の奥地に位置しています。
その姿形が黄色い龍に見えることから黄龍(こうりゅう)と呼ばれています。
※中国語で黄龍(ホワンロン)
黄色がかった乳白色の石灰岩層が棚田状に連なり、その上を美しいブルーの澄んだ水が流れる姿が山脈をのぼる黄色い龍
世界的にも珍しい、棚田状に連なった石灰岩層に澄んだ水が流れ、幻想的な景色が広がっています。
そんな黄龍への行き方、治安情報をまとめました。
目次
1.黄龍とは
黄龍は、中国四川省の奥地に位置し、上海から2,000kmほどに西に離れています。
↓0:09〜が黄龍です。
↓黄龍の場所はこちらです。
1992年に世界遺産(自然遺産)に登録されています。
約258万8000年以上も前に、石灰岩層が氷河に侵食されて、黄龍はできたと言われています。
黄色い岩盤に石灰分豊富な水が流れ込み、長い年月を経て、溶けた石灰が堆積していったことにより、棚田状の池が3,400個あまり形成されました。
エメラルドグリーンに輝く池は、龍の鱗のように見えます。
その見た目はまさに、黄色い龍のようです。
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黄龍は、富士山より高い、標高3,700mに位置しています。
そのため、高山病に罹りやすい環境にあるので、注意が必要です。
観光のベストシーズンは7月〜10月です。
9月でも、日中、気温10度前後になってしまうようですので、寒さ対策も必要です。
運が良ければ、野生のパンダも見ることができるかも(?)しれません。
冬季は閉山しているので注意!
黄龍は、冬季は閉山しています。
観光ができるのは、春から秋となっています。
4,000m峠越え道路を通る必要があり、冬場は凍結積雪で通行不可となってしまうのです。
明確な期間は何月から何月までなのかは不明ですが、その年のツアー解禁日程に合わせて見ていれば大丈夫でしょう。
間違って、閉山している時に行かないように注意しましょう。
2.日本から黄龍への行き方
日本から黄龍へ直行便はありません。
四川省・成都には直行便がありますので、そこから国内線に乗り換える必要があります。
【行き方】
日本・成田空港から、中国・成都双流国際空港(せいとそうりゅうこくさいくうこう)への直行便で移動(約6時間)
※成都には、近くに2021年6月27日に成都天府国際空港(せいとてんふこくさいくうこう)が開港予定です。
→成都双流国際空港から四川九寨黄龍空港(しせんきゅうさいこうりゅうくうこう)へ(約1時間)
→四川九寨黄龍空港から、黄龍まで車で移動(約1時間〜1時間30分)
となっています。
ただ、四川九寨黄龍空港から黄龍への行き方は、少々手こずるかもしれません。
不安な方はツアーを利用することをオススメします。
※現在はコロナウイルスの影響で、ツアーがほとんど取り扱われておりません。
空港から黄龍まではタクシーを利用するのが良さそうです。
近くにある(と言っても140kmほど離れている...)、名所「九寨溝(きゅうさいこう)」の観光を済ませてから黄龍へ行く方も多く、そこはバスも通っているようです。
距離があるので、九寨溝と黄龍と、2日に分けて観光するのが良さそうです。
3.黄龍周辺の治安
黄龍や九寨溝の治安は良いです。
高価な装飾品などは外し、目立った格好をせずにしていれば、特に狙われることもなさそうです。
もちろん、スリなどは発生する可能性はありますので、細心の注意は払っておきましょう。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか。
コロナウイルスの影響が続く今、黄龍にはまだ行けそうにありませんが、明けた後の楽しみとして計画を立てておくのも良いですね。^^