キウイを購入したら、すぐに冷蔵庫に入れてしまう方が多いかもしれません。
しかし、この保存方法は間違っている可能性があります。
実は、キウイの甘さを引き出すためには、保存方法が非常に重要です。
この記事では、キウイを最適な状態で保存するための方法について詳しく解説します。
目次
キウイの熟し加減の見極め方
キウイの保存方法は、その熟し加減によって異なります。
まず、キウイを手に取って、その熟し具合を確認しましょう。以下の方法でチェックできます。
- キウイを縦に持ち、ヘタとお尻の部分を軽く押す
- 硬い場合: キウイはまだ未熟で、甘さが十分に引き出されていません。
- 柔らかい場合: キウイは完熟しており、甘さが十分にあります。
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熟し加減を確認したら、それに応じた適切な保存方法を選びましょう。
完熟したキウイの保存方法
完熟したキウイはすぐに食べるのが理想ですが、保存する場合は次の方法を試してみてください。
冷蔵保存
完熟したキウイは冷蔵庫で保存できます。ただし、そのまま入れると乾燥してしまうため、以下の手順を踏みましょう。
- キウイをキッチンペーパーで包む
- ポリ袋や保存袋に入れる
- 冷蔵庫の野菜室に保存する
この方法で、完熟したキウイを約1週間保存することができます。
冷凍保存
長期間保存したい場合は、冷凍保存が適しています。
- キウイを皮ごと水洗いし、水気を拭き取る
- 一つずつラップで包む
- 保存袋に入れて冷凍庫に保存する
冷凍したキウイは約1か月間保存でき、シャーベットのような食感を楽しむことができます。
未熟なキウイの追熟方法
まだ硬くて未熟なキウイは、常温で保存するのが最適です。以下の方法を試してみてください。
常温保存
- キウイをポリ袋に入れる
- 直射日光やクーラーの風が当たらない場所に置く
- 時々硬さを確認し、柔らかくなってきたら食べ頃
早く熟させる方法
早く食べ頃にしたい場合は、エチレンガスを利用します。
リンゴやバナナと一緒にポリ袋に入れると、これらの果物が出すエチレンガスがキウイの追熟を促進します。
キウイの適切な保存温度と期間
キウイは適切な温度で追熟させることが大切です。
理想的な温度は20〜25度です。この温度帯で保存することで、キウイは自然に甘くなります。
冷蔵庫に入れてしまうと、追熟が進まず、甘さが引き出されないままになってしまうことが多いのです。
キウイフルーツ「ヘイワード」の保存と追熟
キウイフルーツ「ヘイワード」の貯蔵期間と追熟方法についても触れておきます。
この品種は、適切な追熟処理剤を使用することで、収穫後も長期間保存できることが分かっています。
貯蔵方法
- 市販の追熟処理剤を使用してキウイを保存
- 短期貯蔵(収穫1カ月以内)では、15℃で2週間、20℃で1週間程度で食べ頃
- 中期貯蔵(収穫2〜3カ月)では、15℃で8日、20℃で6日で食べ頃
追熟のポイント
エチレンガス処理と同等の効果を持つ追熟処理剤を使用することで、硬さが適切に調整され、腐敗の発生も最小限に抑えられます。
ただし、温度が高いほど腐敗のリスクが高まるため、注意が必要です。
まとめ
キウイを甘く美味しく食べるためには、その保存方法が非常に重要です。
キウイを購入したら、まずは熟し加減を確認し、それに応じた方法で保存することが大切です。
未熟なキウイは常温で、完熟したキウイは冷蔵庫で保存し、長期保存の場合は冷凍庫を利用しましょう。
また、追熟を促進するためには、リンゴやバナナと一緒に保存する方法も効果的です。
これらのポイントを押さえて、いつでも美味しいキウイを楽しんでください。