昔から様々な方法が紹介されてきたダイエット。
酵素ダイエット、腸内トレダイエットなどいろいろなものをご紹介してきましたが、今回のダイエットは「糖質制限ダイエット」です。
皆様1度は聞いた事があるでしょうし、もしかしたらやった事がある人がいるかもしれませんね。
目次
1.誰もが聞いた事がある「糖質制限ダイエット」とは?
糖質制限ダイエットは、その名の通り食事から糖質をカットして、ほかの栄養素、例えばたんぱく質や脂質、ビタミンなどを摂取するという内容です。
もともとは生活習慣病の治療法として始まったのですが、メディアで多数取り上げられ、一般化する事となりました。
糖質カットが日本で注目されたのは2012年の事、2015年から大きなムーブメントを引き起こし、ダイエットその物だけではなく、糖質カット食品という食品ジャンルを作り上げました。
ちょっと調べただけで、コーヒー、ビール、豆乳、野菜ジュース、パン、うどん、パスタ、ラーメン、ケーキ、チョコレート、アイス、砂糖(エリスリトール)、これだけの食品が開発、発売されています。
沸いては消えるダイエット法の中で、継続されている人気の理由は何なのでしょうか?
まずは糖質について考えていきましょう。
2.糖質とダイエットの関係
そもそも糖質とは何かというと、炭水化物から食物繊維を省いたもので、白米やパン、パスタ、イモ類、砂糖、ワインなどに多く含まれています。
糖質はカーボとも呼ばれ、摂取すると血糖値があがり、血液によって全身に体を動かすエンジンとなる糖が運搬されます。
身体を動かすための大切な栄養素です。
では、何故その大切な栄養素を減らすのがダイエットに繋がるのでしょうか?
それは現代人は糖質を過剰に摂取しているからです。
糖質を摂りすぎると、体内の筋肉に回る糖の上限を超えてしまい、そして脂肪として身体に蓄えられます。
人間の身体とつくりとしては非常に都合の良いシステムですが、現在成人男性の2人に1人生活習慣病予備軍といわれています。
肥満はあらゆる病気の原因になりうる為、糖質を制限して肥満を解消使用という動きがあるため、人気が落ちないという事になります。
比較的着手しやすいため、まずはやってみようという人が多いなか、成功した人もいれば、リバウンドを起こしたり、体力が落ちてしまったという話も聞きます。
その違いはどこにあるのかを知り、正しいダイエットを皆様が出来るように解説していきたいと思います。
糖質制限をして痩せる仕組みとは、糖を摂取しない事で、体内の糖質の不足を脂肪を燃焼させる事で脂肪を落とす事。
また、大量に糖を取るとインスリンが分泌され、全身の筋肉に糖をまわす働きと、脂肪を燃焼してエネルギーにするのを妨げる働きがあるのももう一つの理由です。
糖質カットのメリットとして、血糖値があがりにくく、満腹感が続く事、脂肪を燃焼する身体にシフトしているのでリバウンドしにくい事、栄養バランスが整っていれば体質改善にもつながります。
ここまでの内容だけ読んでみると非の打ち所の無いダイエット法に感じますが、マイナス要素とは何でしょうか。
それは
・制限方法を間違えてしまう
・必要な栄養素を摂らないで痩せてしまう
この2点です。
摂取の方法を間違えるというのは、2点目にも絡んできますが糖質をカットしただけで、エネルギーの代わりの栄養素を摂らない、という事です。
糖をとらなければ確かに痩せますが、例えばサラダだけしか食べてない状態が続くと、身体は筋肉を分解しアミノ酸に変えてしまうため、筋肉が落ちてしまいます。
筋肉が落ちると当然スタミナや瞬発力がおちます。
また、抵抗力、基礎代謝量も落ちてしまうので、痩せにくく、身体を壊してしまう恐れも。
糖をカットした分は、たんぱく質や脂質を摂り、最低限必要なカロリーをとらなくてはいけません。
炭水化物を一切取らないというやり方は、かえって身体に良くないのでやめましょう。
炭水化物には食物繊維も多く含まれており、吸収されないで体外に排出される際に腸内をきれいにしたり、コレステロールの排出にも一役買ってくれます。
ですので食物繊維が豊富な海藻類、きのこ類、野菜を意識して摂るようにしましょう。
まとめ
着手しやすいのでずっと人気の高いダイエットである糖質制限ダイエットですが、正しい方法を知らないと筋肉が落ちてしまい、代謝が落ちて痩せにくい身体になりリバウンドの原因になるほか、免疫力も落ちてしまうため思わぬ病気になりかねません。
必要なカロリー、栄養素をバランスよくとり、痩せやすい身体つくりが出来るよう、食生活や軽い運動を取り入れ健康で引き締まった身体を手に入れましょう。
人気が続くという事は、それだけ効果がある、という事の裏返しなのですから。
この記事を読んだ皆様が、健康で理想的な身体つくりに成功する事を願っております。