あなたは今、何歳ですか?
「オジサン」や「オバサン」と呼ばれた初めての経験はショッキングなものかもしれません。
また、体力が落ちて自分が「オジサン」になったと自覚する瞬間も訪れるかもしれません。
高校生の頃、3年生を「オジサン」と感じたことがあるかもしれませんが、自分が3年生になった時にはそう感じないものです。
人によって捉え方は様々ですが、一般的には何歳から「オジサン」「オバサン」と見なされるのか、見てみましょう。
目次
調査結果から見る「オジサン」「オバサン」の年齢
少し前の調査ですが、2020年の博報堂生活総合研究所の調査によると、「オジサン」と思われる年齢の平均は43.24歳、「オバサン」は43.12歳で、男女差はほとんどありません。
一方、サントリーウェルネスの「実感年齢白書 2022」では、「オジサン」「オバサン」と見なされる年齢の平均は49歳とやや高めです。
さらに、BIGLOBEの「年齢に関する意識調査」では、「オジサン」と感じる年齢の平均は45.7歳、「オバサン」は45.4歳という結果でした。
平均寿命と「オジサン」「オバサン」
一般的に40代半ばから「オジサン」「オバサン」と見なされるようですが、人生の折り返し地点と考えると、40代はまだまだ若いと言えます。
厚生労働省の簡易生命表によれば、男性の平均寿命は81.47歳、女性は87.57歳です。
45歳の時点での平均余命は、男性で37.62年、女性で43.39年です。
サントリーの調査に基づくと、男性は49歳から69歳までの20年間が「オジサン」、69歳からは「おじいさん」として過ごすことになります。
時代による変化と認識の違い
戦後すぐの1947年には男性の平均寿命は50.06歳、女性は53.96歳でした。
1975年には男性71.73歳、女性76.89歳、1990年には男性75.92歳、女性81.90歳と、平均寿命は着実に伸びてきました。
昭和の頃、「サザエさん」の磯野波平は54歳として描かれましたが、現代の感覚では54歳はまだ若々しいと感じられることが多いです。
まとめ
「オジサン」「オバサン」と感じる年齢は個人差がありますが、調査によれば40代半ばから50歳前後が一般的です。
平均寿命の延びに伴い、人生の折り返し地点としての40代はまだまだ活力に満ちた時期です。時代と共に変わる年齢の捉え方を考慮しつつ、自分らしい年の重ね方を楽しむことが大切ですね。